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木材科学講座 8
木質資源材料
本書では木質資源として利用する際の木材の特性や改良方法、木質資源材料として集成材、LVL、パーティクルボード、WPC、ファイバーボードなどの製造方法、新素材や新用途などについても解説。
第1章 木質資源と材質特性
第1節 木質資源とその利用
森林分布とその植生/木材資源の蓄積と利用/木材需給の将来展望
第2節 木材の材質特性
多様性と不均質性/多 孔 性/膨潤・収縮性・異方性/保 存 性
第3節 材質改良に関連する薬剤注入技術
浸透性改善技術/注入処理技術
第2章 注入および化学修飾による改良
第1節 pEG 系ポリマー処理
寸法安定化の表示法/pEG の性質/pEG 処理木材の寸法安定性/その他
の寸法安定化剤/有機液体による膨潤
第2節 エーテル化、アセタール化
エーテル化処理/アセタール化処理
第3節 エステル化処理
第4節 イソシアネート処理
処 理 法/木材中の水分と ASE/イソシアネート処理材の性質
第5節 WpC 化
WpC とは/WpC の製造法/WpC の性質/WpC の用途
第6節 可 塑 化
熱と水分による可塑化/マイクロ波加熱/高圧水蒸気処理/極性溶剤と
可塑化/アンモニアによる可塑化/アルカリ処理による可塑化
第7節 プラスチック化
熱軟化と熱流動/溶液化・液化/部分熱溶融化/複合成形物
第8節 無 機 化
第9節 プラズマ処理
プラズマとは/低温プラズマ中の現象/低温プラズマ処理/低温プラズ
マの応用/木質材料への応用
第3章 化粧および保存処理
第1節 漂白処理
漂白の基礎/漂 白 剤/生物・化学汚染の除去
第2節 着色・染色処理
着 色/染 色/表色と測色
第3節 塗装処理
塗料の種類/塗料の原料/塗装技術/塗膜の性質/塗料・塗膜試験/今
後の木材塗装の方向
第4節 オーバーレイ処理
オーバーレイ合板の種類/オーバーレイ合板の用途
第5節 難燃・防火処理
木材の燃焼/難燃・防火処理/試験方法/新しい試み
第6節 防腐・防虫処理
腐 朽/虫 害/木材保存剤/木材保存処理
第4章 接 着
第1節 接着剤の種類
ユリア(尿素)樹脂接着剤/メラミン・ユリア共縮合樹脂接着剤/フェノー
ル樹脂接着剤/レゾルシノール樹脂接着剤/エポキシ樹脂接着剤/酢酸
ビニル樹脂エマルジョン接着剤/シアノアクリレート系接着剤/α-オレ
フィ ン・無水マレイン酸共重合接着剤/イソシアネート・ポリウレタン
樹脂接着剤/ホットメルト接着剤/ゴム系接着剤
第2節 接着条件
接着の原理と接着機構/接着操作/接着に影響する因子
第3節 接着耐久性
接着層の劣化と接着耐久性/接着耐久性試験/接着耐久性の予測
第5章 木質資源材料
第1節 集 成 材
概 要/集成材の種類/集成材の製造と品質管理/構造用集成材の日
本農林規格と許容応力度/集成材構造の概要/これからの集成材
第2節 LVL (単板積層材)
LVL の製造/LVL の性質
第3節 合 板
製 法/合板の規格/合板の性質/種類と利用分野
第4節 パーティクルボード(pB)
pB の原料/pB の製法/pB の性質/pB の規格と利用分野/pB の今後
第5節 ファイバーボード(FB)
FB の原料/FB の製法/FB の性質/FB の用途
第6節 製材品、木質系複合材料、木質系部材
製 材 品/木質系複合材料/木質系部材
第7節 新 素 材
構造用木質材料/プラスチック化木材/木材繊維と他の植物繊維から成
る複合材料/発泡 体/炭素繊維/木材からの接着剤/竹の有効利用/そ
の他の植物繊維の有効利用/ 無機質複合化
第8節 生 分 解
生分解を起こす生物/木材組織の分解の様子/セルロースの分解/ヘミ
セルロースの分解/リグニンの分解/生分解過程の利用
第9節 木質資源材料の新しい活用
木質ボード類/木質構造/リサイクル/化学物質,揮発性有機化合物
索引と用語解説
一口メモ
木材の寸法安定化(ASE)の比較/工業用材の需給バランス/機器分析には
下の種々の 方法がある/アセチル化 WpC /マイクロ波加熱を利用した曲げ
木/反応速度を高める には/スギの黒心と赤心/キハダの染料/木材中の耐
朽性成分と殺蟻・抗蟻性成分/木材の保存薬剤/木材の接着に関する JIS 規
格/リサイクルコスト/電磁遮蔽ボードな ど/木造 3 階建共同住宅・2 世帯
住宅/汚染物質の濃度/曲げ性能と吸水膨潤
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