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ローヌ川流域の自然環境と人々

スイス西部・ フランス南東部の地誌

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2025年12月15日書店発売予定
定価 4,235(本体3,850円+税)円
ISBN9784860994396(4860994396)/C3025
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(オンライン版)
2025年12月15日発売予定
無期限版:4,235(本体3,850円+税)円
1-yearアクセス*:2,118(本体1,925円+税)円
*差額支払いで無期限版へ切替可能
ISBN9784860997694/C3825

内容紹介

地中海とヨーロッパ内陸を結ぶローヌ川流域の「人と自然の関係」に迫る地誌的紀行。地形・地質を中心に自然環境を考察し、先史から現代に至る人々の営みや都市形成、食文化とテロワールの関係まで動態地誌の視点で描いた。

主要目次

第1章 ローヌ川流域とは
 1) フランス4大河川の比較
 2) ローヌ氷河
 3) 上流部
 4) レマン湖
 5) 中・下流部
第2章 人々の活動の舞台はどのように形成されたのか
 1) 地中海
 2) アルプスと周辺の山々
 3) ローヌ川中・下流部
第3章 人々はいつから住み始めたのか
 1) ホモ・サピエンスのヨーロッパへの流入
 2) ローヌ川流域における先史時代の遺跡
第4章 ローマ帝国の影響を受けた都市群
 1) ローマ帝国のガリア進出
 2) 都市と地形
第5章 都市リヨンの盛衰
 1) 都市の身体
 2) ルグドゥヌム
 3) 絹の街
 4) 世界遺産の街
第6章 人々は土地とどのように関わってきたのか
 1) テロワールとは
 2) 原産地統制呼称制度とは
 3) ワイン生産
 4) 酪  農
 5) 稲  作
 6) 製  塩
第7章 「食」はどのように発展してきたのか,どこへ向かうのか
 1) ブション
 2) ポール・ボキューズ
 3) 「美食の街」の現在・未来
第8章 人々が直面する「環境問題」とは
 1) ローヌ氷河の後退
 2) ローヌ川の渇水・洪水
 3) 「地球温暖化」と生業
 4) ローヌ川をめぐって

引用文献・参考文献

執筆者紹介

小野映介(おの えいすけ)
駒澤大学文学部地理学科 教授。1976年静岡県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科人文学専攻博士課程後期修了。博士(地理学)。名古屋大学大学院環境学研究科助手および助教,新潟大学教育人間科学部准教授,新潟大学教育学部准教授,駒澤大学文学部准教授を経て現職。主な著書に『みわたす・つなげる自然地理学』(共編著,古今書院, 2021年),『地形環境史研究―地理学と考古学・歴史学の接点―』(共著,古今書院,2024年)などがある。