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広葉樹資源の管理と活用
*ハードカバーの「特装版」(定価5,000円)もあります。
内容紹介地球温暖化問題が顕在化した今日、森林のもつ公益的機能への期待は年々大きくなっている。本書は、鳥取大広葉樹研究会の研究成果を中心に、地域から地球レベルで環境・資源問題を考察し、適切な森林の保全・管理・活用について論述。
主要目次はじめに (古川郁夫)
1 章 ナラ林構成種の生態と生理(山中典和) 1.1 東アジアに生育するナラ類 1.2 ナラ類の生理生態的特徴 1.3 中国乾燥地域のナラ林の生態と生態系の修復 2 章 過湿環境に生育する広葉樹の耐性・適応性(岩永史子・山本福壽) 2.1 はじめに 2.2 過湿環境における広葉樹の成長 2.3 樹幹の形態変化と光合成活性 2.4 形態変化の季節的な差異 2.5 幹の形態変化と植物ホルモン 3 章 中国地方の多雪地におけるスギ不成績造林地の天然林化 ―ブナ林復元か林業継続かの判定と目標林相の設定― (日置佳之・菅井理恵) 3.1 はじめに 3.2 東中国山地緑の回廊と事例研究地の概要 3.3 林分調査の方法 3.4 スギ人工林のブナ自然林への復元状況、復元可能性及び林業的価値の評価 3.5 総合評価とスギ人工林の取り扱い方針 3.6 まとめ 4 章 広葉樹林生態系における菌根共生(岩瀬剛二) 4.1 はじめに 4.2 菌根とは 4.3 菌根共生の機能 4.4 広葉樹林の菌根共生 4.5 菌従属栄養植物の菌根共生 4.6 おわりに 5 章 広葉樹二次林の再生と里山管理 (佐野淳之) 5.1 広葉樹林の分布と変遷 5.2 攪乱と二次林の再生過程 5.3 放置された里山の推移 5.4 里山の生態系管理 6 章 古代山陰地方の木器文化 (古川郁夫) 6.1 はじめに 6.2 焼失住居跡から出土した炭化建築部材の樹種と用途 6.3 低湿地遺跡から出土した湿潤木器類の樹種と用途 6.4 古代山陰地方の木器文化を特徴づける樹種 6.5 おわりに 7 章 広葉樹の材質成長 (土屋竜太・古川郁夫) 7.1 はじめに 7.2 未成熟材 7.3 広葉樹材の構成要素 7.4 代表的な材質指標 7.5 樹幹の成長段階 7.6 木部細胞の髄から外側に向かってのサイズ変動 7.7 木部細胞のサイズ・分布数の変動と樹幹の肥大成長の成長段階との関連 7.8 未成熟材が形成される時期と肥大成長段階との関連性 7.9 おわりに 8 章 広葉樹林流域における降雨流出と流路内の流れ (芳賀弘和) 8.1 はじめに 8.2 試験流域の概況 8.3 林 内 雨 8.4 降雨-流出応答 8.5 流路内の地形と地下水位変化 8.6 水資源・水環境を考慮した森林管理に向けて 9 章 山腹崩壊の実態とその予測―素因と誘因の特徴から―(小山 敢・多田泰之) 9.1 林地の利用と災害の実態 9.2 近年の土砂災害 9.3 山腹崩壊発生の素因となる土層構造 9.4 山腹崩壊の誘因の特徴と崩壊場所の予測 9.5 おわりに 10 章 林業用モノレールによる広葉樹材の集材 (市原恒一) 10.1 はじめに 10.2 林業用モノレール(林業用単軌条運搬機)による伐倒木の集材 10.3 林業用モノレールの概要 10.4 動力回生機構を装備したモノレール 10.5 試作モノレールの走行試験 10.6 試験走行により明らかになった改善点 10.7 おわりに 11 章 高分解能衛星画像と航空機 LiDAR を用いた森林情報の抽出 ―鳥取大学教育研究林「蒜山の森」を事例として― (長澤良太・大木場 紫) 11.1 はじめに 11.2 調査対象地域および解析方法 11.3 高分解能衛星を用いた樹種情報の抽出 11.4 航空機 LiDAR データを用いた樹高情報の抽出 11.5 航空機 LiDAR データを用いた樹冠疎密度情報の抽出 11.6 サイバーフォレストの構築 資料「広葉樹研究」掲載論文抄録 (佐野淳之) 索引・用語解説 あとがき (佐野淳之)
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