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木材科学講座 3

木材の物理 改訂版

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定価 2,090(本体1,900円+税)円/285g
ISBN9784860994181(4860994183)/C3350
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(オンライン版)
無期限版:2,090(本体1,900円+税)円
1-yearアクセス*:1,045(本体950円+税)円
*差額支払いで無期限版へ切替可能
ISBN9784860997410/C3850

内容紹介

木材の密度、水分特性、収縮性、熱特性、音響特性等の物理的特性と、力学的特性について解説。木材物理学分野の研究の進展にあわせて全面的に内容を改変2017年に刊行した「木材の物理」の改訂版。誤字・誤植の修正、最小限の内容訂正を施した。

主要目次

第1章 木材の構造と形態
 第1節 樹木と木材
  1.1 樹木の出現と分類
  1.2 樹木の成長
 第2節 肉眼的構造
  2.1 樹幹3方向と3断面
  2.2 成長輪
  2.3 辺材,移行材,心材
  2.4 木理,肌目,杢,リップルマーク
 第3節 微細構造
  3.1 細胞構造
  3.2 細胞壁構造
 第4節 樹幹の欠点
  4.1 成長応力
  4.2 未成熟材
  4.3 あ て 材
  4.4 その他の欠点
 第5節 化学組成
  5.1 元素組成
  5.2 化学組成
  5.3 セルロース
  5.4 ヘミセルロース
  5.5 リグニン
  5.6 抽出成分
第2章 木材の物理的性質
 第1節 密  度
  1.1 密度と比重
  1.2 木材の密度
  1.3 真比重(真密度,木材実質密度)
  1.4 空隙率
  1.5 樹幹内における木材密度の変動
 第2節 木材と水
  2.1 含有水分量
  2.2 含有水分の存在形態
  2.3 水分吸着
  2.4 水分拡散
  2.5 液体透過性
 第3節 膨潤および収縮
  3.1 膨潤・収縮のメカニズム
  3.2 膨潤率・収縮率の求め方
  3.3 膨潤率,収縮率と含水率
  3.4 膨潤・収縮に関与する因子
  3.5 膨潤・収縮の異方性
  3.6 応力下における膨潤・収縮
  3.7 膨潤圧
  3.8 有機液体による木材の膨潤
 第4節 熱 特 性
  4.1 熱 膨 張
  4.2 比  熱
  4.3 熱 容 量
  4.4 熱伝導率
  4.5 熱拡散率
  4.6 熱伝導率の測定方法
 第5節 熱分析,熱分解および燃焼
  5.1 熱 劣 化
  5.2 木材の燃焼と難燃処理
  5.3 熱 分 析
  5.4 発 熱 量
 第6節 電気的性質
  6.1 乾燥木材の電気抵抗および導電率
  6.2 含水率と導電率
  6.3 木材の誘電性
  6.4 交流電場における誘電性
  6.5 木材の圧電性
  6.6 電気的性質を利用した木材の含水率測定
 第7節 音響特性
  7.1 音速,弾性率,振動減衰率
  7.2 音場に対する性質
 第8節 光 特 性
  8.1 木材の色
  8.2 木材の光沢
第3章 木材の力学的性質
 第1節 弾  性
  1.1 応力とひずみ
  1.2 弾性的性質
 第2節 粘 弾 性
  2.1 粘弾性材料としての木材
  2.2 粘弾性の基礎式
  2.3 クリープ
  2.4 応力緩和
  2.5 一般化したクリープモデルおよび緩和モデル
  2.6 遅延スペクトルおよび緩和スペクトル
  2.7  さまざまなクリープおよび緩和現象
  2.8 非定常状態の粘弾性
 第3節 動的粘弾性
  3.1 動的粘弾性
  3.2 自由振動による動的粘弾性の測定
  3.3 強制振動による動的粘弾性の測定
  3.4 動的粘弾性に影響を及ぼす因子
  3.5 動的粘弾性と履歴の関係
 第4節 破  壊
  4.1 寸法効果
  4.2 複合応力状態における破壊条件
  4.3 破壊力学と木材
  4.4 応力・ひずみの解析と破壊の評価方法
 第5節 力学的性質各論
  5.1 圧  縮
  5.2 引  張
  5.3 せん断
  5.4 曲  げ
  5.5 ねじり
  5.6 硬  さ
  5.7 衝  撃
  5.8 摩  耗
  5.9 疲  労
  5.10 座  屈
 第6節 力学的性質に影響を及ぼす諸因子
  6.1 密  度
  6.2 異方性と繊維傾斜
  6.3 節
  6.4 温  度
  6.5 含 水 率
  6.6 荷重速度(ROL)
 第7節 弾性・強度の諸性質間の関係
  7.1 強度間の相関関係
  7.2 弾性・強度間の相関関係
  7.3 強度等級区分
 第8節 許容応力度
  8.1 基準強度の誘導
  8.2 許容応力度の導出
付章 竹の組織構造と物性
 1.竹の概要
 2.組織構造
 3.物理的性質
 4.生育中の材質の変化
 5.竹材の利用に関して
 6.海外における竹
資料
 1.本書で用いる単位系について
 2.木材の試験方法
  2.1 木材の試験法(JIS Z 2101:2009)の制定
  2.2 JIS Z 2101:2009の規定項目
  2.3 JIS Z 2101:2009の検索・閲覧および入手方法
索引・用語解説

執筆者紹介(*:編者)

朝倉靖弘  北海道立総合研究機構林産試験場 研究主幹
安藤幸世  名古屋大学大学院生命農学研究科 助教
石丸 優* 京都府立大学名誉教授
大内成司  大分県産業科学技術センター 上席主幹研究員
神林 徹  森林総合研究所 木材改質研究領域 主任研究員
桐生智明  株式会社日東分析センター
久保島吉貴 森林総合研究所 木材加工・特性研究領域 物性研究室長
神代圭輔  京都府立大学大学院生命環境科学研究科 准教授
酒井温子  奈良県森林技術センター 副所長
杉山真樹* 森林総合研究所 木材加工・特性研究領域 チーム長
鈴木養樹  森林総合研究所 木材加工・特性研究領域 研究専門員
関 雅子  産業技術総合研究所 マルチマテリアル研究部門 主任研究員
園田里見  職業能力開発大学校 基盤ものづくり系 教授
田中聡一  京都大学生存圏研究所 生存圏開発創成研究系 助教
仲村匡司  京都大学大学院農学研究科 教授
原田寿郎  森林総合研究所 木材改質研究領域 研究専門員
古田裕三* 京都府立大学大学院生命環境科学研究科 教授
松村順司  九州大学大学院農学研究院 教授
三木恒久  産業技術総合研究所 マルチマテリアル研究部門 研究グループ長
宮藤久士  京都府立大学大学院生命環境科学研究科 教授
三好由華  森林総合研究所 木材加工・特性研究領域 主任研究員
村田功二  京都大学大学院農学研究科 准教授
森 拓郎  広島大学大学院先進理工系科学研究科 准教授