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環境を守る森をつくる
内容紹介環境保全林は「ふるさとの森」や「いのちの森」とも呼ばれ、生物多様性や自然性など、土地本来の生物的環境を守る機能を併せ持つ。本書ではそのつくり方から働きまでを、著者の研究・活動の経験をもとに解説。
書評・紹介記事庭 NIWA,No.228(2017年秋)、p224 「NIWA BOOK」欄に掲載されました。 主要目次第1章 環境を守る森をつくるにあたって 1 環境保全林とは 2 樹種の選定 どんな樹種がよいか 3 主な樹種の特性 4 環境保全林の形態 5 環境保全林の到達目標とは? 6 環境保全林の問題点 第2章 環境保全林づくりの手法 1 ふるさとの木を知る、森をしらべる 2 森づくりの目標を定める 3 苗木を準備する 4 ポット苗を育てる 5 苗木の病気と外来生物に気をつける 6 植える場所を整える 7 苗木を植える、みんなで植える 8 森を管理する 9 森の生長をしらべる 10 環境に配慮する 第3章 環境保全林のつくりとはたらき 1 落葉量とその年変動と季節変化 2 落葉の分解 3 大気を浄化するはたらき 4 環境保全林の防音・減音機能 5 樹林の温度緩和のはたらき 6 照葉樹自然林や都市近郊二次林との比較 7 環境保全林の自然性の度合いを土壌動物で測る 引用文献 索 引 執筆者紹介原田 洋(はらだ ひろし) 略歴: 1946年静岡県三島市生まれ。横浜国立大学卒業。学術博士(北海道大学)。横浜国立大学助手、助教授を経て教授。現在、横浜国立大学名誉教授。NPO法人国際ふるさとの森づくり協会理事。みんなの森づくり総研特別顧問。 主な著書:『自然を調べる』(監修・共著、木馬書館)、『日本現代生物誌 マツとシイ』(共著、岩波書店)、『植生景観史入門』(共著、東海大学出版会)、『小さな自然と大きな自然』(東海大学出版会)、『環境保全林 都市に造成された樹林のつくりとはたらき』(共著、東海大学出版部)、『土壌動物 その生態分布と多様性』(共著、東海大学出版部)など。 矢ケ崎朋樹(やがさき ともき) 略歴: 1973年神奈川県逗子市生まれ。1997年横浜国立大学教育学部卒業。2007年横浜国立大学大学院環境情報学府修了。博士(環境学)(横浜国立大学)。財団法人国際生態学センター研究員を経て、現在、公益財団法人地球環境戦略研究機関国際生態学センター研究員。 主な論文と活動:『植物社会学的、民族生物学的アプローチに基づく地域景観の資源性評価』(共著、生態環境研究)など。現在は、「生物多様性にまつわる村落住民の知恵・技術や生態系サービスの評価」をテーマに国内外で調査・研究を進めている。毎年、自然観察会や学習講座、技術研修等において、自然保護や森林保全、環境教育の重要性などを紹介している。
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