本のご注文 | 書店様へ | ||
ホーム | 出版目録 | 書評・紹介記事 | 常備店 | リンク集 | English |
パンタナール南米大湿原の豊饒と脆弱
内容紹介世界自然遺産にも登録された世界最大級の熱帯低層湿原、南米パンタナール。その多様な自然環境形成メカニズムを実証的に解明するとともに、近年の経済活動や環境保護政策が生態系や地域社会におよぼした影響を分析・記録した。
書評・紹介記事ラテンアメリカ・レポート,Vol.29 No.1 アジア経済研究所発行のラテンアメリカ情報誌「ラテンアメリカ・レポート」で紹介されました。 主要目次口 絵 第Ⅰ部 パンタナールの自然環境 第1章 地形・気候と水文環境 Ⅰ はじめに Ⅱ パンタナール形成史 Ⅲ 地形と水文環境 Ⅳ 気候と水文環境 第2章 生物多様性を支える多様なビオトープ Ⅰ はじめに Ⅱ ビオトープの検出 Ⅲ ビオトープの分布モデル 第3章 地表水と地下水の交流関係 ―多様なビオトープの水質と水の起源 ― Ⅰ 水質からみた地表水と地下水の交流関係 Ⅱ サリナの水の起源と浅層地下水・河川水・湖沼水(バイア)における 水質形成 Ⅲ 数値モデルによる地表水-地下水の交流関係と物質移動の推定 Ⅳ まとめ 第Ⅱ部 南パンタナールの牧畜業と観光開発 第4章 パンタナールの先住民と植民・開発の歴史 Ⅰ 多様なインディオ集団 Ⅱ バンデイラの活動とゴールドラッシュ Ⅲ 牧畜業の発展とパンタナールの植民・開発 第5章 牧畜業の盛衰と牧畜文化 Ⅰ 牧畜業の盛衰 Ⅱ 伝統的な牧畜文化と住民の生活 第6章 エコツーリズムの導入と発展 Ⅰ はじめに Ⅱ 核心地域のエコツーリズム ―エストラーダパルケ沿線― Ⅲ 核心周辺地域のエコツーリズム ―ニェコランディア地区― Ⅳ 外縁地域のエコツーリズム ―パイアグアス地区― Ⅴ 南パンタナールにおけるエコツーリズム発展の課題 Ⅵ おわりに 第7章 スポーツフィッシングの進展と漁村の変貌 ―エコツーリズムに翻弄されて疲弊した漁村― Ⅰ はじめに Ⅱ スポーツフィッシングの発展と漁村社会の変貌 Ⅲ スポーツフィッシングの発展にともなう諸問題と法規制 Ⅳ スポーツフィッシングの発展と漁村の変貌 ―ミランダ市リベリーニャ地区の事例を中心に― Ⅴ おわりに ―エコツーリズムに翻弄されて疲弊した漁村― 第Ⅲ部 南パンタナールの農場経営と環境問題 第8章 伝統的な農場経営とその課題 ―バイアボニータ農場の事例― Ⅰ はじめに Ⅱ 自然環境の特徴 Ⅲ 土地利用と農場経営 Ⅳ 粗放的牧畜経営の実態 Ⅴ 粗放的牧畜経営の課題と対策 Ⅵ おわりに 第9章 アロンバードをめぐるポリティカル・エコロジー ― 伝統的な生態学的知識と科学的な生態学的知識の相剋― Ⅰ はじめに Ⅱ アロンバードの形成とその伝統的な管理方法 Ⅲ タクアリ川の異変とアロンバードの管理規制 Ⅳ アロンバードの分布とその周年開放の影響 Ⅴ 事例農場における自然環境と農場経営の変化 Ⅵ おわりに ―アロンバードをめぐる住民対立の構図― おわりに ―まとめにかえて― 付録:パンタナールで見られる動植物リスト 索 引 執筆者紹介丸山浩明 (Hiroaki MARUYAMA)
立教大学文学部 教授 宮岡邦任 (Kunihide MIYAOKA) 三重大学教育学部 准教授 仁平尊明 (Takaaki NIHEI) 北海道大学大学院文学研究科 准教授 吉田圭一郎 (Keiichiro YOSHIDA) 横浜国立大学教育人間科学部 准教授 コジマ=アナ (Ana Y. KOJIMA) 元マットグロッソドスル連邦大学獣医学部助手
|