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自然災害地研究
日本は「自然災害」多国―大国であり、我々は様々な自然現象やその猛威と共に生活して行かねばならない宿命にある。自然の猛威に対し、我々はどのように準備し、被害を軽減させるべきか。綿密な調査をもとに考察する。
地理,60-1、古今書院発行 雑誌「地理」(古今書院発行)の「書架」欄に書評が掲載されました。 毎日新聞,2014(平成26)年5月15日 地域面で紹介されました。 京都新聞,2014(平成26)年4月16日 21面 地域面で紹介されました。
はじめに
Ⅰ 地震・津波
第1章 兵庫県南部地震と地形条件
1. はじめに
2. 山地・山麓での被害
3. 山麓から海岸低地の被害
4. 海岸の埋立地および人工島の被害
5. 帯状の被害集中地域の出現とその要因についての解釈
6. さいごに
第2章 よみがえった震災地 「玄界島」/2005年
1. はじめに
2. 集落の解体と復興事業
3. 復興事業の展開
4. さいごに
第3章 イタリア中部古都ラクイラで発生した震災/2009年
1. はじめに
2. 調査地域の状況
3. 阪神淡路大震災地域との比較
4. さいごに
第4章 兵庫県南部(阪神淡路)大地震と東北地方太平洋沖大地震との比較
1. はじめに
2. 内陸直下型大地震とプレート境界型大地震
3. 「都市の立体化」に伴なう新タイプの被害の出現と予見
4. 津 波
5. 液状化と地盤沈下
6. 激震と大津波への教訓
7. さいごに
第5章 東北地方太平洋沖大地震に伴う陸前高田市周辺地域の津波の実態/2011年
1. はじめに
2. 陸前高田市の地形・地質の特徴
3. これまでの大・巨大地震と津波
4. 復興(期)に向けて
5. さいごに
第6章 東北地方太平洋沖大地震に伴う宮古市「田老地区」津波の実態/2011年
1. はじめに
2. 過去の大津波災害
3. 2011.3.11の巨大地震と大津波
4. 復興計画とスケジュール
5. さいごに
第7章 大阪湾岸低地域での震災を考える
1. はじめに
2. 「安政南海地震」の大津波を伝える石碑と絵図から学ぶ
3. 大阪低地 ― 地形の形成と土地利用の進展 ―
4. 人工島「咲島」の高層ビルと東北地方太平洋沖大地震
5. 津波・高潮ステーションとハザードマップの検討
6. 被災地域と被害の立体化
7. さいごに
Ⅱ 地すべり
第8章 亀の瀬地すべり/1903・1931・1967年
1.はじめに
2.周辺の地質と地すべり現象
3.対策工事の進展
4.工事の完了と残された問題
5.さいごに
第9章 U.S.A.ユタ州融雪時に発生した大規模地すべり/1983年
1. はじめに
2. シースル(Thistle)地すべりの実態
3. 地すべりの発生と経過
4. 下流域への対応
5. さいごに
第10章 長野市地附山の地すべり/1985年
1. はじめに
2. 地附山の位置
3. 地附山と地すべり地の地形・地質
4. 地すべりの経過と地形の変状
5. 災害への対策と対応
6. さいごに
Ⅲ 豪雨・豪雪
第11章 京都府の南山城大水害/1953年
1. はじめに
2. 8月の集中豪雨
3. 9月の台風
4. 災害へのそなえ
第12章 比叡山地の自然・開発・災害
1. はじめに
2. 比叡山地のおいたち
3. 聖域とその周辺
4. 文明開化
5. 経済成長と白砂の庭
6. 1972年の音羽川の鉄砲水
7. さいごに
第13章 香川県小豆島の豪雨による土石流災害/1974・1976年
1. はじめに
2. 災害の自然的条件
3. 被災状況
4. 災害の要因
5. 災害後の経過と地域の変貌
6. さいごに
第14章 U.S.A.ソルトレークの市街を襲った融雪洪水/1983年
1. はじめに
2. ソルトレーク市
3. 融雪洪水の発生
4. ユタレーク、グレートソルトレークの湖水位上昇
第15章 新潟県南部59豪雪地帯を歩く/1984年
1. はじめに
2. 59豪雪の概要
3. 各地の状況
4. さいごに
第16章 京都府南山城豪雨災害/1986年
1. はじめに
2. 気象と調査地域の概観
3. 山腹崩壊・土石流被災地域の実態
4. 南山城地域の災害の特徴
5. 予測と防災
第17章 京都府南部を襲ったゲリラ豪雨災害/2012年
1. はじめに
2. 被災地域の地形・気象と被害
3. 各地域・各地点の被害
4. 今集中豪雨の被害の特徴
5. 今後に向けて
6. さいごに
初出一覧
おわりに
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