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近世城下町の付祭りの変化

伊賀国上野と下野国烏山を事例に

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刊行:2020年3月
定価 3,960(本体3,600円+税)円/490g
ISBN9784860993771(4860993772)/C3025
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(ダウンロード版)
刊行:2020年4月
※eStoreで販売
3,960(本体3,600+税)円
ISBN9784860997137/C3825

内容紹介

付祭りは、神社の祭礼等の余興として行われる行事で、山車や花火等がある。栃木・那須烏山市の山あげ祭りや三重・伊賀市の上野天神祭等を例に、その付祭りが単なる遊興ではなく地域の社会教育の重要な柱であること検証。

主要目次

第1章 序  論
  第1節 近世城下町研究および近世都市祭礼研究の成果と課題
  第2節 本書の目的と課題
第2章 研究対象地域と研究方法
  第1節 伊賀国上野城下町における総鎮守・天神宮の歴史的推移と祭礼史料
  第2節 下野国烏山城下町における総鎮守・牛頭天王社の歴史的推移と祭礼史料
第3章 付祭り内容とその担い手の歴史的変遷
  第1節 付祭り内容の歴史的変遷
  第2節 行列型祭礼とその担い手の変化
  第3節 江戸の天下祭の変遷
第4章 総鎮守とその付祭りの担い手からみた伊賀国上野城下町の構造と変化
  第1節 中近世移行期における上野城下町の神事と付祭り
  第2節 近世上野城下町における三筋町町人による付祭り
  第3節 18世紀半ば以降における上野城下町の枝町町人による付祭りへの参加
  第4節 まとめ ― 上野城下町における中近世移行期から近世末期までの付祭りの推移
第5章 下野国烏山城下町における付祭り内容と担い手の変化
  第1節 中近世移行期における烏山城下町の住民構成と付祭り内容
  第2節 17世紀中後期における近世城下町の各町町人による付祭り
  第3節 18世紀以降における付祭り内容とその担い手の広がり
  第4節 まとめ ― 烏山城下町における中近世移行期から近世末期までの付祭りの推移
第6章 結  語
  第1節 上野と烏山における総鎮守とその付祭りの変化の共通性と相違
  第2節 課題と展望
参考文献・引用史料
索引

執筆者紹介

渡辺康代(わたなべ やすよ)
1973年栃木県宇都宮市生まれ。1996年日本女子大学文学部史学科を卒業。2001年筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得退学。博士(文学)筑波大学。 現在、帝塚山大学および三重大学非常勤講師。主な著書に『生活文化の地理学』(共著、古今書院、2019 年)、『近世武士の生活と意識「添田儀左衛門日記」―天和期の江戸と弘前―』(共著、岩田書院、2004年)、「近世城下町桑名における祭礼の変容―住民の生活文化としての祭礼へ―」(『歴史地理学』48-4、2006年)、「近世城下町における祭礼形態の変容―下野国那須郡烏山を事例として―」(『地理学評論』72-7、1999年)などがある。