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森林美学への旅ザーリッシュの森をもとめて
内容紹介ザーリッシュ「森林美学(原著は1885年刊)」の実践と研究の系譜を辿り、ドイツの森林官であった彼が経営した森の現在を訪ねた旅の記録。彼の精神は北大造林学に受け継がれ、明治神宮の造営や国定公園の設定にも大きな影響を与えた。
書評・紹介記事北方林業,2022 Vol.73 No.1 「書評」欄に掲載されました(評者:岩手大学 真坂一彦先生) 北海道新聞,2022年1月23日 「新刊情報」欄に掲載されました。 森林技術,No.957, 2022.1 「本の紹介」欄に掲載されました(東北大学名誉教授 清和研二先生) マイガーデン,No.101, 2021年12月, マルモ出版 ビジュアル・ガーデ二ング情報誌「マイガーデン」に掲載されました。 主要目次1章 森林美学の史的背景 2章 今日的意義 3章 森林美学の基本法則 4章 森林の風景保育 5章 持続的森づくりのために 6章 樹種特性と環境変動 7章 操作実験による樹木応答へのアプローチ 8章 巨樹の扱い 9章 まなざしの意味 10章 好まれる林内風景 11章 森林美 12章 森林教育と永遠の森 【コラム】 1 国家戦略としての生物多様性(小池 孝良) 2 シュテルプの「自然林の美学」(小池 孝良) 3 マカバとメジロ (小池 孝良) 4 葉っぱを支える幹のひみつ(高橋さやか) 5 住環境の緑を損なう者:食葉性昆虫に注目して(増井 昇) 6 シュテルプの絵画に見るサテライト土場と北海道型作業道(小池 孝良・佐々木尚三) 7 落葉樹の紅葉の彩り(小池 孝良) 8 今田敬一の教えとその後(小池 孝良) 9 巨樹イチョウの位置づけ(小池 辰典) 10 中世からの景観、イグネ そして築地松(小池 辰典) 11 北山スギのブランドの生き残りをかけて(仲畑 大) 12 低コスト造林(石塚 森吉) 13 CLT(小泉 章夫) 14 吉野林業の山守さんの密度管理(高橋絵里奈) 15 樹木葬墓地と森林美(上田 裕文) 16 森林セラピー(小池 孝良) 執筆者紹介小 池 孝 良 (こいけ たかよし)
1953年 神戸市生まれ 京都府立大学・農学部林学科卒業、名古屋大学・大学院農学研究科博士後期課程中退。1981年林野庁・林業試験場、同北海道支所 研究員、スイス連邦 森林・雪・景観研究所 博士研究員、筑波大学地球環境研究特別研究プロジェクト研究員(及川G)、1994年東京農工大学・農学部環境・資源学科(助教授)へ出向。1998年北海道大学・農学部演習林(教授)、同北方生物圏フィールド科学センターを経て、同・大学院農学研究院、2016年島根大学・生物資源学部非常勤講師(森林生態社会学・森林風致学)、2019年同農学研究院研究員/名誉教授。 この間、北海道大学農学部では、造林学、森林保護学(分担)、環境化学(分担)、森林美学を講じてきた。 主要編著書: 樹木生理生態学(朝倉書店、2004)、森林の科学(共編、朝倉書店、2005)、北の森づくりQ&A(共編、北方林業会、2009)、森への働きかけ(共編、海青社、2010)、北海道の森林(共編、北海道新聞社出版局、2012)、造林学4訂版(共編、朝倉書店、2016)、H・フォン・ザーリッシュ森林美学(訳本・共編、海青社、2018)、木本植物の生理生態(共編、共立出版、2020)、森林保護学の基礎(共編、農文協、2021)
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