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戦時改描図論考

偽装された地形図

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冊子版2021年12月8日書店発売予定
4,620(本体4,200円+税)円/617g
ISBN9784860993887(4860993888)/C3025
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購入:4,620(本体4,200円+税)円
1-year(365日間):2,310(本体2,100円+税)円
ISBN9784860997281/C3825

内容紹介

80以上の改描図について、その実施と展開に関わる史料を提示し、戦時改描図の全容を明らかにする。さらに、確認できたすべての改描図の所蔵機関や改描内容の概略を明示し、今後の研究に寄与することを目指した。

主要目次

序  章
 1.戦時改描図とは?
 2.日本の地図はどう隠されてきたのか?
 3.何が戦時改描の対象となったのか?
 4.隠せたものと隠しにくかったもの
第Ⅰ章 戦時改描図に関する紹介・研究の進展
 1.はじめに
 2.戦時改描図への言及の乏しかった1960年代前半まで
 3.1960年代後半から1980年ごろまでの文献
 4.国土地理院における戦時改描の認識―『地形図集』を事例として―
 5.1980年代から90年代にかけての文献
 6.1990年代末ごろからの著書・論文
 7.むすび
第Ⅱ章 戦時改描図の調査研究,その手順と資料
 1.はじめに
 2.改描図の判別方法
 3.戦時改描図の所蔵機関等
 4.その他の情報源
 5.むすび
第Ⅲ章 改描図の理解に向けての若干の用語確認など
 1.はじめに
 2.初期改描図
 3.同時改描と遡及改描
 4.再改描と再々改描
 5.第二次改描と改描復元
 6.定価欄のカッコに関する問題点の整理
 7.むすび
第Ⅳ章 戦時改描の開始から終焉まで
 1.はじめに
 2.改描実施の時代的背景
 3.史料に見える戦時改描
 4.改描図の時期区分と各時期の改描図の特色
 5.各期の改描図の比較―5万分1「東京西北部」を事例として―
 6.むすび
第Ⅴ章 戦時改描図の作成面数と改描内容
 1.はじめに
 2.改描実施期における発行地形図の面数
 3.5万分1地形図における改描図の作成面数―『目録』の再検討を含めて―
 4.2万5千分1地形図における改描図の作成面数
 5.1万分1地形図における改描図の作成面数
 6.むすび
第Ⅵ章 近畿地方における地形図の改描
 1.はじめに
 2.5万分1地形図の改描
 3.2万5千分1地形図の改描
 4.1万分1地形図の改描―「大阪近傍」と「神戸近傍」―
 5.むすび
第Ⅶ章 京都近傍1万分1地形図における戦時改描
 1.はじめに
 2.皇室関係施設の改描
 3.軍関係施設の改描
 4.鉱工業関係施設の改描
 5.インフラ関係施設の改描
 6.その他の官公署など
 7.まとめ
第Ⅷ章 戦時改描期の東京近傍1万分1地形図
 1.はじめに
 2.東京近傍1万分1地形図の概要
 3.1937年修正/測図版の諸類型
 4.改描の諸事例
 5.改描強化の諸事例
 6.むすび
第Ⅸ章 北海道における地形図の改描
 1.はじめに―北海道の地形図作成略史―
 2.5万分1地形図改描の諸例
 3.2万5千分1地形図改描の諸例
 4.若干の考察
第Ⅹ章 日本統治期の台湾における地形図の改描
 1.はじめに
 2.調査・研究の方法
 3.5万分1地形図における改描
 4.2万5千分1地形図における改描
 5.若干の考察
終  章
 1.各章の内容の要約
 2.本書で新たにわかったこと
 3.戦時改描図とは何だったのか
 4.前稿での課題とそれへの対応,本書以後の課題
付  録
 史料1 改描に関する参謀総長命令
 史料2 改描の施行に関する補足説明
 史料3 一般発行地図の改描基準(1)
 史料4 一般発行地図の改描基準(2)
 史料5 大縮尺地形図の発売規制
 史料6 地形図,帝国図,輿地図等の発売規制
 史料7 新たに秘密地図となった地形図
 付表1 改描を確認できた5万分1地形図―所在と改描内容―
 付表2 改描の可能性が大きい2万5千分1地形図―所在と改描内容―
 付表3 改描図の存在がほぼ確実と考える1万分1地形図
文  献
索  引

コラム
 ① 不自然な改描は現場技術者の抵抗の結果だったのか?
 ② 改描時に書き加えられたもの
 ③ 「上高地」図幅にまで及んだ改描
 ④ 密約か,それとも忖度か?

執筆者紹介

山田 誠(やまだ まこと) 1945年札幌市生まれ。1968年京都大学文学部卒。1972年同大学院文学研究科退学。京都大学名誉教授。愛知県立大学講師、大阪教育大学助教授、京都大学助教授(教養部)、同教授(総合人間学部、大学院人間・環境学研究科)、龍谷大学教授(文学部、特任)等を経て現在に至る。人文地理学会理事、同監事、野外歴史地理学研究会会長等を歴任。専門は都市地理学、歴史地理学。主な著書・論文に『アジアの歴史地理3 都市と農地景観』(共編著、朝倉書店、2008年)、『シネマ世界めぐり』(監修、ナカニシヤ出版、2009年)、「Human Geography in Japan: Its Development and Current Circumstances」(人文地理59巻6号、2007年)、「戦前期作成の住宅地図類に関する一考察」(龍谷大学論集480号、2012年)などがある。