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100年人生に草木のめぐみ

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定価 1,870(本体1,700円+税)円/240gg
ISBN9784860993993(4860993993)/C0061
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無期限版:1,870(本体1,700円+税)円
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*差額支払いで無期限版へ切替可能
ISBN9784860997397/C0861

内容紹介

人は自然のめぐみのなかで暮らしてきました。今、そのめぐみをあらためて見直す時を迎えています。カーボンニュートラルな資源として注目される植物の、健康に関わる新たな働きを紹介する。

書評・紹介記事

森林技術,2023, No.972 今村祐嗣先生(京都大学名誉教授)による書評が掲載されました。

主要目次

はじめに
1.森のめぐみを考える
  1.1 森には多くのめぐみが
  1.2 森林は産物の宝庫
2.森のめぐみのもとになる草木の成分
  2.1 草木を形づくる主な成分
  2.2 植物を特徴づける鍵物質 ― 抽出成分
  2.3 抽出成分は植物の自己防衛の武器
  2.4 多様な働きのある抽出成分
  2.5 天然物は合成品に比べて劣るのか?
  2.6 植物成分をモデルにより良いものを作る
  2.7 植物の鍵物質・抽出成分が含まれる量は?
3.森に漂う木の香り、その正体は?
  3.1 木の香りのもと、精油が含まれる量は?
  3.2 林内を漂う香り、テルペン
  3.3 森林浴で快適な気分を
  3.4 森林歩行はからだによい
  3.5 クロモジの香りでやすらぎ
  3.6 森の香りの濃度は?
4.多様な働きをするポリフェノール
  4.1 身近に存在するポリフェノール、そしてタンニン
  4.2 種類の多いタンニン
  4.3 幅広いタンニンの用途
  4.4 薬としてのタンニン
  4.5 タンニンの生物活性
5.薬効など生理活性を持つ配糖体サポニン
  5.1 配糖体とは
  5.2 薬として利用されてきたサポニン
  5.3 シロアリ(実はバイオマス利用の先駆者)はサポニンが苦手
6.植物の色のもとになるフラボノイド
  6.1 フラボノイド、その構造は
  6.2 フラボノイドの生理活性
  6.3 草木の華やかな色を作りだすアントシアン
  6.4 紅葉 秋の野山を色美しく
  6.5 秋を彩る紅葉の仕組み
7.草木の色の利用
  7.1 草木染の始まり
  7.2 古来草木染に使われてきた植物
  7.3 草木染にはこんな植物も
  7.4 食品を着色する天然色素
  7.5 植物の色のしくみ
8.草木は成分によって生き抜く術を得ている
  8.1 植物の生育をコントロールするアレロパシー
  8.2 木は話をする
  8.3 仲間に危険を知らせる植物
  8.4 聞き耳を立てる植物
  8.5 虫にも好き嫌い
9.健康を保つのに役立つ植物成分
  9.1 身近な植物から民間薬
  9.2 健康に役立つ草木の成分
  9.3 胃潰瘍を防ぐ
  9.4 アトピーに効果のある木の香り
  9.5 咳や鼻炎を抑える(1)
  9.6 咳や鼻炎を抑える(2)
  9.7 肥満を防ぐ
  9.8 糖尿病を予防する
10.がんを防ぎ・抑える
  10.1 進められてきたがんを抑える植物由来の薬の開発
  10.2 がん細胞を抑制する
  10.3 こんな植物にもがんを抑える力がある
  10.4 木にもがんを抑える働きが
  10.5 気化した木の香りにもがん抑制効果
11.森のめぐみを見直そう
参考文献
索引

執筆者紹介

谷田貝 光克 (やたがい みつよし)
東京大学名誉教授、秋田県立大学名誉教授。現在:ふるさと精油をつなぐ会代表、(NPO)農学生命科学研究支援機構理事長、日本木酢液協会会長、炭やきの会会長、(NPO)炭の木植え隊理事長。1966年東北大学理学部化学科卒、1971年 同 理学研究科博士課程修了(理学博士)。米国バージニア州立大学化学科博士研究員(1972)、メイン州立大学化学科博士研究員(1974)、農林省林業試験場林産化学部研究員(1976)、炭化研究室長(1985)。農水省森林総合研究所生物機能開発部生物活性物質研究室長1988)、森林化学科長(1992)を経て、東京大学大学院農学生命科学研究科教授(1999)。秋田県立大学木材高度加工研究所教授(2006)、同 研究所所長・教授(2007)。2011年より現職。受賞:日本農学賞、読売農学賞、香り環境賞、科学技術庁長官賞、日本木材学会賞、寺田寅彦記念賞。主な著書に、『木竹酢液ハンドブック』(単著、海青社、2013)、『文化を育んできた木の香り』(単著、フレグランスジャーナル社、2011)、『炭・木酢液の用語事典』(編著、創森社、2007)、『森と一緒に生きてみる』(単著、中経出版、2006)、『フィトンチッドってなに?』(単著、第一プラニングセンター、2005)、香りの百科事典(編著、丸善、2005)、『森林の不思議』(単著、現代書林、1995)、[ひとのくらしと香りを訪ねて①②③』(単著、フレグランスジャーナル)などがある。