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京都新聞 1月16日号 ■

「枕草子」に「木の花はこきもうすきも紅梅…」という段があり、「徒然草」にも「家にありたき木は、松・さくら…」とあるように、日本の古典にはさまざまに樹木が登場する。「源氏物語」でも「帚木」「宿木」など意外に木にかかわる巻名が多くみられる。こうした木は古典ではどのように捕らえられ、どのような意味が隠されているのか。その狙いとするところが斬(ざん)新で面白い。風流人に好まれる梅だが、「古事記」「日本書記」に記載がないのはなぜか。和歌の中の帚木は、近寄ると消えてしまう木として詠まれるが、帚木とはどんな木なのか。幅広い古典から例を引いてひもといていき興味は尽きない。著者は木材工学を専門にする京都大学名誉教授。

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