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化学工業日報 11月 6日号 ■

知られざる生態を平易に

 シロアリは、小さくて白い虫がうじゃうじゃとしていて、集団で家を食い荒らす、というイメージだろうか。 本書にもこういう表現が出てくる。確かに気持ちのいい昆虫ではないが、実はその生態や習性は、一般にはなかなか理解しがたい面がある。

 本書は、シロアリの被害の実情をはじめ、加害者であるシロアリの整理・生態などの習性や特徴、住まいとシロアリの関係で現在と今後の防除方法などについて、第一線の研究者分かりやすく解説したもの。シロアリに関する書は点数も少なく、書店では手に入りにくいそうだ。従って本書は、学生、研究者、住宅建築関係者、防除に携わる人はもちろん、一般の人にとっても、最新の研究成果を得ることができる数少ない1冊といえる。

 本書は4章構成で、一般に最も関心の高い住まいのシロアリ被害についてまず紹介されている。続いてシロアリの生態的な特徴など、日本、世界の「シロアリの社会」について、また熱帯の生態系、メタンを生成するシロアリと地球温暖化の関係などが平易に解説されている。今後のシロアリの防除については、歴史的推移、住環境との関係などから検討が加えられている。

詳しくは 住まいとシロアリのページへ