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ネイチャー・アンド・ソサエティ研究 第2巻

生き物文化の地理学

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4,104円(税込)
冊子版/刊行:2013年9月
本体3,800円/648g
ISBN978-4-86099-272-9(4-86099-272-5)/C3336
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4,104円(税込)
CD-R版/刊行:2015年11月
本体3,800円
ISBN978-4-86099-921-6/C3836
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3,283円(税込)
ダウンロード版/刊行:2015年11月 ※eStoreで販売
本体3,040円
ISBN978-4-86099-921-6/C3836

内容紹介

日本を中心としてアジア、アフリカ、南アメリカなど、世界各地での生き物と人とのかかわり方を、生物、生態、社会、政治経済という4つの地理学的視点から概観し、生き物資源の利用と管理に関する基本原理が何かを問う。

主要目次

序章 現代の地球と生き物文化の諸相(池谷和信)
 0.1 変わりつつある生き物と人との距離
 0.2 地理学と「生き物文化」の研究
 0.3 本書の構成

第Ⅰ部 生き物・人関係への地理学の視角

第1章 イノシシの分布からみた人獣交渉史:山から里、そして街へ(高橋春成)
 1.1 伊吹山に残る古代伝説
 1.2 シシ垣の構築
 1.3 里地周辺に生息するイノシシ
 1.4 集落、住宅地、市街地に現れるイノシシ

第2章 貝の利用からみた風土としての干潟:生物地理学と文化地理学との対話(山下博由・池口明子)
 2.1 はじめに
 2.2 干潟の定義
 2.3 東アジアの干潟貝類相の生物地理
 2.4 干潟貝類の利用
 2.5 生活のなかの貝類利用:沖縄島羽地内海の事例
 2.6 まとめ

第3章 闘牛をめぐる人々の牛に対する認識:「楽しい」という感情の源を求めて(石川菜央)
 3.1 はじめに
 3.2 日本の闘牛
 3.3 徳之島と闘牛
 3.4 闘牛大会への出場
 3.5 牛と関わる人々
 3.6 闘牛における牛の捉え方
 3.7 徳之島の闘牛における担い手の原動力

第4章 違法作物に翻弄される人々:コロンビアにおけるコカ栽培の実践とその政治性(千代勇一)
 4.1 はじめに
 4.2 コカの生態とアンデス地域におけるコカ
 4.3 コカイン精製用のコカ栽培と国際社会および政府のコカ対策
 4.4 ボリバル県南部におけるコカ栽培と社会変容
 4.5 コカ対策とそれによる社会変容
 4.6 おわりに

第Ⅱ部 生き物・人関係の地域諸相:日本から世界へ

第5章 東北日本におけるキノコ採りの論理とその展開:山里の生業から都市住民の
    レクリエーションまで(齋藤暖生)
 5.1 はじめに
 5.2 資源としてのキノコ
 5.3 楽しみの連鎖:岩手県旧沢内村の事例から
 5.4 キノコ採りの新展開:岩手県におけるアンケート調査から
 5.5 まとめ:キノコへのまなざし

第6章 酵母、麹菌、米を使った日本の酒造り:日本酒の生産・流通・消費特性(寺谷亮司)
 6.1 はじめに
 6.2 日本酒の製法と原料
 6.3 日本酒の生産・流通・消費
 6.4 おわりに

第7章 自然資源利用と豚飼育:タイ北部の山地農村の事例から(中井信介)
 7.1 はじめに
 7.2 山地農村の暮らしと家畜飼育
 7.3 自然資源を利用した豚の小規模飼育
 7.4 山地農村における豚の小規模飼育の継続理由
 7.5 まとめ

第8章 インド、アッサムヒマラヤにおけるヤクの放牧利用と文化(水野一晴)
 8.1 はじめに
 8.2 ヤクの生態
 8.3 ヤクの放牧地と植生と牧畜民
 8.4 牧畜民と農耕民の関係
 8.5 ヤクの利用
 8.6 ヤクの社会的、文化的重要性
 8.7 まとめ

第9章 養蜂業における花蜜資源利用:アルゼンチンにおける日系人養蜂業者に見る
    自然・人間とのかかわり(柚洞一央)
 9.1 はじめに
 9.2 アルゼンチンの日系人養蜂業者と近年のハチミツ減産傾向
 9.3 ハチミツ生産量減少の背景
 9.4 蜜源環境変化への対応
 9.5 おわりに

第Ⅲ部 現代文明と生き物・人関係

第10章 海と魚と人のかかわり:自然資源利用の実践と地理的知の行方(田和正孝)
 10.1 はじめに
 10.2 小規模漁業という暮らし
 10.3 漁場を知る知恵
 10.4 魚は姿をかえてゆく:生産から流通へ
 10.5 持続的漁法の保存と復原にみる海と魚と人との関係
 10.6 おわりに

第11章 犬の飼育が作り出す社会空間のとらえ方とその活用(西村(宮村)春菜・野中健一)
 11.1 はじめに
 11.2 社会空間の中の犬
 11.3 犬の散歩の事例
 11.4 まとめ

第12章 都市の観賞植物と庭園の変容:近代英国における園芸とモラルの実践(橘 セツ)
 12.1 はじめに
 12.2 都市の園芸の先駆者:トマス・フェアチャイルドの思想と実践
 12.3 有用性と美の追求:ジョン・クローディアス・ラウドンの思想と実践
 12.4 庭園の野生:ウィリアム・ロビンソンの思想と実践
 12.5 おわりに

第13章 日本の花見に集まる人々:大阪府における公園の空間利用の事例(増野高司)
 13.1 はじめに
 13.2 大阪府の各地における公園管理と花見
 13.3 元茨木川緑地(茨木市)の花見に集まる人々
 13.4 花見の地域性

第14章 生き物文化の地理学の誕生:生き物資源利用と管理の思想(池谷和信)
 14.1 生き物文化へのまなざし
 14.2 生き物文化の地理学の展開
 14.3 3つの生き物文化論の展開
 14.4 生き物の利用と管理の思想
 14.5 生き物文化からみた地球の未来

索引・用語解説

執筆者紹介

池口 明子(横浜国立大学教育人間科学部 准教授)
池谷 和信*(国立民族学博物館 教授、総合研究大学院大学 教授)
石川 菜央(広島大学総合博物館 客員研究員)
齋藤 暖生(東京大学大学院農学生命科学研究科 助教)
千代 勇一(上智大学イベロアメリカ研究所 準所員)
高橋 春成(奈良大学文学部 教授)
橘  セツ(神戸山手大学現代社会学部 教授)
田和 正孝(関西学院大学文学部 教授)
寺谷 亮司(愛媛大学地域創成研究センター 教授(センター長))
中井 信介(大谷大学文学部 非常勤講師)
野中 健一(立教大学文学部 教授)
増野 高司(国立民族学博物館 外来研究員)
水野 一晴(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 准教授)
西村(宮村)春菜(三重厚生連鈴鹿中央総合病院 職員)
山下 博由(貝類多様性研究所 所長)
柚洞 一央(室戸ジオパーク推進協議会 地理専門員)